十分な睡眠を取りましょう!

昨年末から、また流行性角結膜炎が流行っています。

以前は、夏場のプールの時期に、保育園や幼稚園から流行り始め、小学生の兄 姉や両親、祖父母に感染していく、と言うケースが多かったのですが、 最近は、むしろ、まず高年齢の方に多く見られます。

中高年の方も、内科、整形外科、耳鼻科、接骨院、美容院など、お出かけの機 会が、以前より増えているのでしょうか。
アデノウイルスによる流行性角結膜炎は、いったん罹ってしまうと、治るまで 2週間くらいかかります。
副腎皮質ステロイドホルモン剤の点眼などで、なるべく症状を軽くし、角膜炎 などの併発を防ぐしかありません。

流行性角結膜炎の患者さんの経過観察をしていると、体力のある人、無理をし ないで過ごせる人ほど、軽症で治るようです。
大人でも、「お仕事が休めない」「忙しい」「無理をしている」と言った方は、結膜炎の症状が強く、角膜炎や虹彩炎を伴い、結膜炎がほぼ治癒した後も、角膜の炎症や混濁が長引いて、異物感~痛みや視力低下に悩まされます。
長くても数ヶ月後には完治しますが、これらのうっとうしい症状は、生活していく上で、かなり不愉快なものです。

今年は、寒さも厳しく、つらい冬です。
流行性角結膜炎だけでなく、インフルエンザも流行っているようです。 身体の抵抗力を落とさないように気をつけて下さい。 睡眠不足は、何より免疫機能(身体の抵抗力)を低下させますので、よく寝る ことが大切だと痛感します。

点眼薬について

点眼薬には、
細菌感染に対する抗生物質、ウイルス感染に対する抗ウイルス薬、真菌(カビの仲間)感染に対する抗真菌薬。
炎症を抑える消炎剤(副腎皮質ステロイドホルモンを含むものと含まないものがある)。
白内障の進行を遅らせるとされている点眼薬。
緑内障治療薬。
涙液に近い成分を有する点眼薬。(ドライアイの場合に使う)ビタミンを主成分とする点眼薬(角膜のキズに有効なもの。
眼精疲労に効くもの)など、いろいろな種類があります。

成分や使い方をよく知って、効果的に使用してください。(たとえば緑内障の点眼薬なら、眼圧の日内変動をしらべて、最も眼圧が高くなる時間に合わせて点眼する、など)

点眼瓶に書いてある有効期限は、未開封の場合の有効期限です。
開封後は、冷蔵庫に保存して、なるべく早く使い切ってください。
病気が治って、不要になった残りの点眼薬は、早めに処分してください。

点眼する時は、下まぶたを引っ張って、そこへ滴下すると良いでしょう。点眼後は、目頭を、しばらく押さえて、鼻の方に流れて行ってしまうのを防いでください。

2種類以上の点眼薬を点眼する場合は、5分くらい間隔をあけてください。

点眼瓶の残り液を見る時に、ラベルが邪魔になって見にくいようなら、瓶を横にして、瓶の底で確認出来ます。その他、点眼薬について、わからないことがあれば、医療機関で、遠慮無く尋ねてください。