酷暑のせいか、メイボが多いです

今年の夏は、厳しい暑さのため免疫力が低下するのか、メイボの患者さんが沢山来院されました。
患者さんの年齢は、幼児から高齢者まで多岐にわたります。

いわゆる「メイボ」(メバチコ・ものもらいとも呼ばれます)には2種類あります。
一つ目は麦粒腫(ばくりゅうしゅ)。まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。
二つ目は霰粒腫(さんりゅうしゅ)。こちらはまぶたにあるマイボーム腺の出口がつまって起こる慢性的な炎症のことで、時に急性化膿性炎症を起こすことあります。
霰粒腫は、細菌感染がなく、まぶたにしこりが出来ている状態なので、副腎皮質ステロイドホルモン剤の点眼を処方される眼科も多いのですが、患者さんは早く治ってほしいので熱心に点眼され、急性化膿性炎症をおこして来院されることもあります。

いずれも抗生物質の点眼(排膿して治癒する場合もあります)でだいたい治っていくのですが、「お仕事が忙しい」「受験勉強や部活で無理しすぎ」「子育てや介護でお疲れ」「睡眠不足」などの患者さんはメイボが出来やすく、出来たメイボも治りにくいようです。

感染を伴わないまぶたのしこり(肉芽腫)に対しては、ステロイド剤の注射と言う治療法はあります。しこりを手術で取ってしまう治療法もあります。
ステロイド剤の使用は難しいところですが、メイボの時期によっては、「抗生物質点眼(あるいは眼軟膏)薬だけで勝負した方が早いのではないか」と思うことの多い今夏でした。