メガネをかけたくない気持ちと調節性内斜視の関係

調節性内斜視とは、ほとんどが遠視の小児で調節する(ピントを合わせる)ときに過剰な眼球の内よせが起こって「より目」になる状態を言います。

初期には間欠的な斜視や交代性の斜視ですが,放置しておくと恒常的な斜視や片眼斜視となり,斜視眼が弱視になることがあります。絵本を見始めるくらいの2~3歳頃に発症することが多く、遠視の眼鏡を装用をすると斜視が矯正されます。
一部調節性内斜視の場合は、眼鏡装用のみで完全矯正されずに残った斜視に対してのみ、手術をおこないます。

最近、「コロナウイルス流行防止のマスクをすると眼鏡が曇るので、メガネをはずしたい」と訴える子供さんが増えています。でも、メガネをはずすと内斜視になります。

そこでメガネを装用せずに内斜視矯正術をおこなうと、見た目は一時的に斜視が治ったようでも遠近感・立体感などの両眼視機能が獲得されていないので、こんどは外斜視になってくることがあります。

調節性内斜視は、メガネをかけて、徐々に両眼視機能を獲得していく治療が大切なのです。
マスクをしてもメガネが曇りにくくなる工夫もいろいろ提案されていますので、試してみてください。