眼底出血の話 その2

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目は、皮膚に覆われた他の臓器と違って、角膜(黒目)が透明なため、眼底を覗いて見ることが出来ます。
眼底検査を受けると、網膜血管の状態がわかります。
眼底血管の動脈硬化の程度は、全身の動脈硬化の程度を反映しています。
全身の動脈硬化により起こりうる脳梗塞・脳出血、心筋梗塞などの心疾患、腎不全などを防ぐ手だてとなります。

眼底には、視神経乳頭から出た血管が網の目のように網膜に張り巡らされています。
網膜の手前の眼球腔を、硝子体(透明なゲル状の液体)が埋めています。
網膜から、硝子体までの出血を、眼底出血と呼びます。

網膜の出血には、いろいろな原因があります。
糖尿病や高血圧などの内科疾患があると、動脈硬化をおこして血管壁が柔軟性を失い硬くなり、血管が詰まりやすくなって、眼底出血を起こします。
老人性黄班変性症や高度近視の場合も、眼底出血をおこすことがあります。
外傷も眼底出血の原因となります。
貧血、白血病といった血液疾患でも、眼底出血は生じます。

眼底出血を生じた場合、原因を調べ、造影剤を用いた検査で出血の部位・程度・新生血管がないか、などを調べます。
新生血管はもろく再出血の原因になるので、レーザー治療が必要です。
眼底出血に対しては、薬物治療もあります。

「見えにくい」「加齢」「内科疾患がある」などのばあい、まずは眼科受診をお勧めします。

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