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あなたの大切な眼の健康のために役立つちょっとした豆知識です。

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今年も子ども達の眼科検診の時期になりました

4月のGW前に中学校2校の眼科検診にお邪魔しました。

中学生ともなると、眼鏡をちゃんと装用している生徒が多くて、まずひと安心。

ただフレームが歪んでいる生徒が多くて、「メガネ屋さんで直してもらって下さいね」と繰り返しました。

また年々、コンタクトレンズを装用する生徒が増えています。ハードコンタクトレンズ装用者が1名。1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズ装用者は数年前から見かけるようになっていましたが、今年は2週間定期交換タイプのソフトコンタクトレンズ装用者が増えていました。

中学生は身体的に未発達なので、本当は1日使い捨てタイプが望ましいです。コストの面で2週間定期交換タイプになってしまうのでしょうか。幸い角膜障害や結膜炎をおこしている生徒が無くて安堵しましたが・・・。「装用時間をなるべく短くして下さいね!」と繰り返しました。

GW明けは、小学校と保育園の眼科検診が続きます。診察室を出て、実際の集団生活をしている子供達を診る貴重な機会です。次代を担う子供達が健康で成長して行ってくれるよう祈らずにはいられません。

中学生の眼が心配

先日、中学校の学校保健委員会に出席する機会を頂きました。そこで先生方とお話した内容について皆さまにもお伝えできればと思います。

 ①ゲームやスマホによる近視の増加

ゲームやスマホに夢中になる時間が長くなると、調節力が低下して近視が進行するのだと思われます。成長につれて強度近視になっていけば、中高年になってから網膜の病気や正常眼圧緑内障にかかることも増えます。ゲームやスマホにばかり熱中していると、自分でじっくりものを考える習慣もつきません。もっと本を読んで自分でものを考える時間を増やせたら良いのですが。学校図書館の利用がしやすいような環境(司書の常駐など)の整備が望まれます。

 ②カラーコンタクトレンズによる角膜障害

粗悪なカラーコンタクトレンズによる角膜障害も増えています。先生方や保護者の方からの質問も出ました。「コストのかかる1日使い捨てタイプと2週間定期交換タイプのソフトコンタクトレンズについて」については、まだ10代前半の中学生の年齢では、毎日更新する1日使い捨てタイプが良いと説明しました。「スポーツをするときに、裸眼と眼鏡装用とでは、どちらが安全か?」については、眼鏡装用している方が良く見えるので、ケガが少ない旨、説明しました。

久しぶりで出席した学校保健委員会でしたが、中学生の現状を知ることができ、皆様にも「知らないことが多かった。参考になった」と喜んで頂け実りのある時間でした。

高齢者社会の眼疾患

日本が長寿国になっていくにつれて高齢者社会となってきました。

以前は「白内障手術など受ける前に、寿命が終わってしまう」と言うような時代もありました。最近では、「視力低下」を訴えて眼科受診される患者さんを診せて頂くと、加齢に伴う白内障だけでなく、緑内障・黄斑変性・眼底出血・網膜前膜などの疾患が見つかることがあります。こうした眼疾患の発見が出来るようになったのは、OCTなどの検査器械の進歩によるところが大きいと思われます。
そして、少し前までは、「そこそこ視力が出ていて日常生活に不自由ないならこのまま様子を見ましょうか」と言うことが多かったのですが。最近では、「患者さんの親や伴侶の介護のために夜間も車の運転をしなければならないので、よく見えないと」と言うような状況も増え、白内障手術と同時に黄斑あるいは網膜の手術のおこなう、ことが多くなっています。これも、手術法の進歩に負うところが多いと思われます。

「日常生活を行う上で、どの程度まで見えれば不自由ないか」と言うのは、人それぞれだと思われますが、ご自分の目の状態を知り、最近の眼科手術ではどこまで治せるか、知っておくのも大事なことかと思います。

子供の近視が増えています。どうしたものでしょうか?

2018年11月にも、近隣の小学校の就学時健診に行って来ました。

横で手助けして下さる先生とお話した際に、「本の好きな児童が読書出来る機会が本当に限られていてかわいそう。学級文庫の本はとっくに読んでしまって、新しい本が読みたいのに、学校図書館は司書さんもいなくて昼休みしか開いていない。(中間休みは開いてなかあったり、学校によっては開いていても短くてゆっくり本が選べなかったり)公立の図書館は遠くて、児童だけでは行きにくい。」とお聞きしました。

最近、子供達が近視になる年齢がどんどん下がってきているのは、ゲーム機・スマホ・タブレットなどに夢中になる時間が長いからだ、と言われています。
子供達に「もっと外遊びをしたら良いのに」と言っても、安全な児童公園も少ないし、塾通いやお稽古事もあってなかなか忙しいし。せめて、もっと本を読む機会があれば、ゲームやスマホばかりに没頭する時間が短縮出来るのではないか、と思います。

読書は、世界も拡がり、知識も深まり、人生が豊かになります。児童たちに、もっと本に親しむ環境を用意出来たら、と思います

遠視の人もメガネが必要です

遠視の方で加齢に伴い「見えにくい」「目が疲れる」という症状が出てきた方に遠用眼鏡をお勧めすると、なかなかご理解頂けないことがよくあります。そこで、今回は遠視についてお話したいと思います。

遠視は「遠くのものが良く見えて、近くのものが見えにくいこと」と誤解される場合が多くありますが、実際、遠視は「近い・遠いに関係なく、遠近ともに、焦点を合わせるのに調節力が必要な状態」を指します。

赤ちゃんはだいたい遠視で生まれてきます。それが眼軸(眼球の直径)の成長と勉強や読書など近くを見る機会の増加により、だんだん近視になってきます。生まれ持った遠視の度合いが強い方は成人しても遠視のままで、遠くを見るのは不自由ないのですが、40歳過ぎる頃から手もとが見えにくい「老視」になります。加齢とともに、 調節力が弱くなるからです。老視になっても、近用眼鏡(老眼鏡)をかければ、手元はよく見えるようになりますが、さらに年を取ると遠くも見えにくくなります。そのような場合には、遠くを見る時も、遠視のメガネをかけると、良く見えて目が疲れず快適に過ごせます。

なお加齢に伴う「見えにくい」という症状は、遠視以外にも水晶体が混濁してくる白内障や緑内障、黄斑疾患、高血圧や糖尿病に伴う網膜の異常の可能性もあるため定期的な検査も受けておくとより安心です。