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あなたの大切な眼の健康のために役立つちょっとした豆知識です。

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眼の症状からわかる脳の病気の可能性

「車を運転中に、視野の一部が見えなくなって慌てた」
「TVやパソコンのモニターを見ていて、視野の一部に見えないところがあるのに気付いた」
このような訴えで受診に来られる患者さんが時折いらっしゃいます。

高血圧や心疾患のある高齢者や過労気味の方に多いです。

このような患者さんに検査を行ってみると、実は深刻な症状が隠れていることがあります。
眼底検査の結果、網膜血管が閉塞あるいは閉塞寸前の方。
視野検査の結果、半盲がわかった方。
(半盲とは「右眼も左眼も、片側だけ見えにくくなる片側の視野障害」です)

視神経は、脳の中を走っています。まっすぐに走っている神経線維や交叉している神経線維があり、脳内の病気の部位によって視野障害の症状が異なります。

脳へ行く血管の枝(内頚動脈)の一つを眼動脈と呼び、ここが狭窄すると目に来る血流量も減ります。
また内頚動脈が閉塞すれば、脳梗塞を起こします。
脳の中を走る視神経の近くで脳梗塞がおこれば、視野の障害が起こります。
視神経の近くに出来た脳腫瘍が視神経を圧迫し、視力障害や視野障害をきたす場合もあります。

このように実は眼に出る症状と脳の疾患とは深いつながりをもっています。

「目がかすむ」「光が走る」など目の症状を訴えて眼科を受診される患者さんは多いのですが原因となるような眼科の病気(網膜疾患や緑内障、斜視など)が認められない場合は内科の主治医先生に連絡して頭部MRIなどの精査を受けられるようお勧めしています。

幼児の視力

生まれた時にはまだ十分出来上がっていなかった視神経の回路が、成長とともに形成されていき、3歳頃をピークに完成していきます。と、視覚(視力・両眼視機能・眼球運動機能)も発達して、6歳頃には視力が1.0以上になります。

以前は、就学時(6歳)に初めて視力検査を受けて視力不良がわかることが多かったのですが、それでは視覚発達時期を過ぎているので、1990年から三歳児眼科検診に視力検査が導入されました。自覚的視力検査が可能になるのが3歳頃です。3歳頃に視力不良とわかった子どもは、「見えない」原因をみつけるために精密検査を受け、視力不良の原因を明らかにし、原因に合った治療によって「網膜上に焦点を結ぶ」(つまり「ハッキリ見える」)ようになります。視覚発達時期に「網膜上に像を結ぶ」ことができるようになると、その時点から視神経の回路が作られていきます。視力の改善が期待できるので、弱視にならないですみます。「弱視」とは、「視力の発達が障害されておきた低視力」のことで、眼鏡をかけても視力が十分でない場合に使われます。

残念ながら、三歳児健診の会場で視力検査を実施している自治体が少なく、多くの自治体は一次視力検査を保護者任せにし、家に視標を送って「家で視力検査をやって下さい。異常があれば健診会場で言って下さい」と言うやり方なので、視力不良を見逃して弱視になる幼児も少なくありません。子供は自分から「見えにくい」とは言いませんので、周囲の大人が「斜視がある」とか「見えにくそうにしている」とか気づかなければそのままになることが多いのです。

最近、乳幼児用に開発されたフォトスクリーナーが普及し、小児科で屈折異常・眼位異常を指摘されて来院される乳幼児を見かけます。それは喜ぶべきことだと思いますが、眼科での視力検査が必要です。

幼児の視力検査は、学童や大人と違って、集中出来る時間が短く、手間がかかってなかなか大変ですが、未来を担う子供達は大切にしなければ。

また、眼科で屈折異常や眼位異常を検査して、メガネを作って視力が出てきても、「メガネをかけていると遊ぶ時など危険なので」と言う保育園もあると聞きました。動きの活発な幼児を預かる保育園・幼稚園の先生方も大変ですが、子供の視機能を守るために、ご理解頂きますようどうぞよろしくお願いたします。

コロナの影響で、目も疲れることが増えました

コロナウイルス流行のため、お家で過ごす時間が増えています。

長い休校の後再開された学校の視力検査で、視力低下を指摘された子供達が受診してきます。

休校中、ゲームやYouTubeに費やす時間が増え、タブレットやスマホなどの画面を見る時間が長くなり、調節力が低下したようです。

学習塾の授業をオンラインで受ける子、従来の紙のドリルではなくタブレットで勉強している子も同様です。

熱心にWeb受講を受けていた大学生も、「遠くが見えにくくなったような気がする」と訴えることが増えました。

大人の患者さんも、お家でPCやスマホを見て過ごす時間が長くなり、「目が疲れる」「見えにくくなった」と来院されます。

でも、やはり一番心配なのは、これから成長していく小学生です。

今や、長寿時代です。

今後、子供達の近視がどんどん進行して、成人してから近視性眼底・正常眼圧緑内障・網膜剥離などの目の病気にならないと良いのですが。

暑い夏が過ぎ、秋らしい爽やかな季節になりました。

外に出て、密にならないところで、自然に親しみ、身体をリラックスさせてあげてほしいと思います。

コロナウイルス流行中でも、眼科受診が必要な目の病気はあります

コロナウイルス流行のため、不要不急の外出は避けたい状況が続いています。

そんな中でも、やはり「目が見えにくくなった」「目が痛い」と受診される患者さんはいらっしゃいます。

緑内障(眼圧が高くあるいは正常眼圧でも、OCTで視神経繊維層の菲薄化を認め、視野狭窄を認める)、網膜剥離や黄斑変性、角膜ヘルペスなどの角膜疾患、など治療しないで放置すると目が見えなくなるおそれがある病気の方が多いのです。

もちろん、以前から治療中の患者さんの経過観察も必要です。

出来れば予約を取って、密にならない状況で受診なさることをお勧めします。

コンタクトレンズの処方について

最近、「コンタクトレンズ処方箋だけ発行してほしい」とか「ネットでコンタクトレンズを買うので、データだけ教えてほしい」と言う患者さんが増えています。

使い捨てあるいは定期交換型ソフトコンタクトレンズの方が多いのですが、コンタクトレンズ量販店やネットで購入した方が安価なので、しかたないのですが、やはりコンタクトレンズは角膜の上に直接乗せて使う物なので、ご自分の目に合ったコンタクトレンズを使って頂きたい。

コンタクトレンズ装用希望の患者さんが来院された場合は、屈折検査・角膜曲率半径測定検査をして、装用すべきコンタクトレンズの種類・データなどを選び、眼位検査・眼圧検査・眼底検査などで眼科疾患がないか検査してから、コンタクトレンズ処方します。

選んだコンタクトレンズも、装用して見え方・装用感・コンタクトレンズの動きを診て目に合っているか(フィッティング)を検査してから、お試し用コンタクトレンズを装用して帰って頂きます。

装用して帰った時は調子良くても、何時間が装用していると異物感や充血など出て来る場合もあり、慎重に選んで頂きたいのです。

パッパッと合わせて処方出来る場合もありますが、角膜曲率半径の大きな方小さな方、強度近視の方・遠視の方・乱視の強い方、老眼の始まっている方、いろんな方がおいでです。

きちんと検査を受けて、ご本人の目に合ったコンタクトレンズを装用して、快適にお過ごし頂きたいと思います。